Billy The Kid (feat.Mr.J Medeiros) -歌詞- (和訳)

Billy The Kid (feat.Mr.J Medeiros)
(和訳)


アイツが子供だった頃
よくあのおもちゃの銃で遊んでいたな
これで遊ぶと楽しんだ
そう言ってたよな
でも
そこにはマジな思いってものがこもってた
バカな振りをしてたけど
反骨精神ってものがあったんだ

確かにあれはプラスティックのおもちゃ
それでもアイツの任務は厳しさを増していった
銃の効果音は アイツの黒い覆面を吹き飛ばすような勢い
首に輝くのはランボーがかけてたあのネックレス

アイツはランボーやイタリアンマフィア 
それに司令官や兵士に憧れてたんだ
仲間を引き連れて 冬の闇夜を駆け抜ける
ママがご飯の支度を終えたら
アイツは仲間を放りだす
そして傷を負った腕のままで食事をするのさ
そんな食事の最中でも
アイツにはGIジョーが頼りなんだ
しっかり脇を固めて援護してくれるんだよ
兵隊になるか 詩人になるか 難しい決断
夜明けと共に お遊びも終わりを迎える
少年のエゴ 
それは危うくて 脆いもの


そんなアイツも もう10代
いまだに兵隊になるか作家になるかで迷っているんだ
どちらの夢が勝るか 心に問いかけているんだよ
そして その答えを見つける
それはまさに 捉え方の問題
キング牧師かマルコムXかっていうね
結末がどうなるかはわからない
誰にもわからないさ

今になって思い返せば
戦った相手の姿を見たんだ
銃弾が飛び交う中で ヤツの姿を見かけたんだ
アイツの上司は 理由があってアイツをクビにした
それはアイツがゲバラの本を車で読んでいたから

一体誰が法律なんて定めたんだ
一体誰が連中を締め上げているんだ

勝つか 負け犬になるか さあ生まれ変われ
エゴと共に死ぬべき運命
まさに脆い存在
結末をたぐり寄せるように 読み解いていく
頭に突きつけられるのは銃弾かもしくは言葉か
どちらにしても
劇的な変化を及ぼすはず


ヒーローを気取っておもちゃの銃を振り回してたあの頃
あの頃からしばらく時が経った
今のアイツはまさにギミックが付いたフィギア
軍の上層部は厳しい決断を下したのさ
兵士と詩人 
アイツは詩を読む兵士になった
夜のニュースでやってるさ
アイツの考えってのがわかるよ
アイツの迷彩服に隠された言葉の意思ってのがね
目には目をっていう考えが
俺たちを盲目にする

最後の言葉を遺して
アイツは逝った
遺された本は
アイツの息子が21歳になったときに
手渡されるだろう
逝ったアイツはあの日に知ったんだ

アイツの親父が握りしめた銃とペンのことを
殉教者は再び現れる
その度にアイツの本は聞かれるんだ

そして
その本に感化されていく
この言葉はアイツのペンが生み出したものなのか
それとも
アイツの銃から放たれた弾丸なのか

息子のために命を無駄にするなよ

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